はじめに

こんにちは,Nanakusaです.
夏の風物詩と言えば打ち上げ花火,ですよね.
コロナも5類感染症扱いになり,今年の夏は各地で花火大会が開催される見込みです.
花火は一瞬の美しさと迫力を持つスペクタクルなイベントです.
そんな花火の魅力をデジタルカメラでしっかりと捉え,素晴らしい写真に残してみませんか?
『でも,どうやって撮ればいいか分からない』
そんな貴方(貴女)も,この記事を読めばコンデジで美しい花火写真が撮れるようになります.
まず初めに結論から.
- マニュアルモードに設定する
- ISO感度:100(または200)
- シャッタースピード:4-8秒
- F値:8以上
- 三脚を使う
これだけ.
それでは詳細を説明します.
花火写真の撮影テクニック

まず,打ち上げ花火を撮影する際に気を付けるべきポイントをいくつかご紹介します.
- タイミングの捉え方
花火の瞬間を捉えるためには,シャッターボタンを押すタイミングが重要です.
花火を打ち上げた音(小さく『ポスッ』という音が聞こえると思いますので耳を澄ましてよく聞いてください)を目安にして,開花する直前にシャッターを切ることで,迫力と美しさを同時に表現できます.
花火を打ち上げてから何秒後に開花するか,写真を撮る前に何度か確認しましょう. - フレーミングと構図
花火だけでなく,周囲の風景や建物を取り入れたフレーミングや構図も試してみましょう.
花火の迫力が引き立ち,より魅力的な写真を撮ることができます. - マニュアルモードの活用
カメラのマニュアルモードを使って,露出やホワイトバランスを調整しましょう(次項参照).
自分の好みや撮影環境に合わせて細かな設定を行うことで,よりクリエイティブな花火写真を撮影することができます.
花火撮影の基本設定
花火を美しく撮影するためには,以下を参考に基本設定を適切に行うことが重要です.
もちろんコンデジでokですが,マニュアルモードでISO感度やシャッタースピード,絞り(F値)などの撮影条件を指定しますので,オートモードしかない機種では少々難しいです.

- ISO感度の設定
夜の撮影でも花火は比較的光量が大きいため,ISO感度は低めに設定しましょう.
ISO 100または200程度がお勧めです. - シャッタースピードの設定
花火の軌跡を捉えるためには,比較的遅いシャッタースピード(4〜8秒)に設定しましょう.
手持ちだと間違いなくブレますので,三脚は必須です. - 絞りの設定
スローシャッターにすると明るくなりすぎるため,絞りの値(F値)を大きくします.
F値 8〜ぐらいが目安です.
おすすめのデジタルカメラ(コンデジ3選+デジ一眼3選)

お手持ちのカメラでマニュアル撮影ができるかどうか,設定を確認してみましょう.
もしマニュアル撮影に対応していないようであれば,以下のデジタルカメラがおすすめです.
これからデジタルカメラを購入する場合は,予算と機能のバランスをみて機種を選定してみてください..
コンパクトデジタルカメラ3機種
- CANON PowerShot SX740 HS
光学40倍ズームレンズ,有効画素数最大約2030万画素のCMOSセンサー搭載により高画質を実現.
手ブレ補正機構が進化.高速連写も可能で,4K動画・4Kタイムラプス動画の撮影もできます.
180度回転するチルト式液晶モニター
美肌効果や明るさ,背景ぼかしを設定できる「自分撮りモード」搭載.
打上げ花火モードがあるため撮影時の設定が他の機種より簡単です. - ニコン COOLPIX P950
光学83倍ズームレンズを搭載したスーパーズームコンデジ.
スーパーEDレンズの採用によりズーム全域で高画質を実現しています.
4k/30p対応、最長約29分のステレオ音声付き4K UHDムービー撮影が行えます. - RICOH GR IIIx
「GRレンズ」を搭載したハイエンドコンパクトデジタルカメラ.
有効画素数は約2424万画素のAPS-CサイズCMOSイメージセンサーを搭載.
ズーム機能はありませんが,上掲の花火写真もこの機種の前モデルで撮影しており,実は私のイチオシです.
これらのコンデジはマニュアルモードに対応しており,ISO感度,シャッタースピード,絞りなどの設定を自分で調整しながら撮影することができます.また一部のモデルでは,外部マイク入力や高品位なビデオ撮影機能なども搭載されており,動画撮影にも対応しています.どれを選んでも満足できるはず.


デジタル一眼レフカメラ3機種
以下のカメラは初心者が扱いやすく,手頃な価格帯にありながら高品質な写真を撮影できる機能を備えています.
コンデジでは満足できない,という方はデジ一眼の入門機を選んでみるといいかもしれません.
- キヤノン EOS R50
「EOS Kissブランド」のコンセプト「かんたん・きれい・コンパクト」を継承した入門機.
「EOS Rシリーズ」最小・最軽量ボディに,上位モデル「EOS R10」ゆずりの基本性能を搭載.
電子シャッターで最高約15コマ/秒の高速連写が可能なのも特徴です. - ニコン Z30
ニコンのミラーレス一眼中,最小・最軽量を実現した,約405gのエントリーモデル.
Vlogなど動画撮影を意識したモデルで、バリアングル液晶モニターを採用.
大きな動画撮影ボタンや高音質なステレオマイクなども搭載しているため操作しやすいのが特徴です. - ソニー VLOGCAM ZV-E10
Vlogなどの動画撮影を重視した,ソニーのエントリーモデル.
「α6000シリーズ」をベースに,バリアングル液晶モニターなど動画撮影向けの操作性を採用.
ボケ具合を簡単に切り替えられる「背景ぼけ切り替え」など,Vlog撮影で便利な機能も搭載.



花火撮影の際には三脚も用意しよう
スローシャッターで撮影するため,安物でもいいので三脚も用意しましょう.

最後に
花火撮影はちょっとしたコツやテクニックが必要ですが,慣れれば素晴らしい写真を撮ることができます.
ぜひ,今回ご紹介した設定やテクニックを試してみてください.そして花火の美しさを写真に残す喜びをあなた自身が体験し,ステキな花火写真がみなさんに感動を与えることを願っています.